"子供部隊長 Kodomo butaichō" (Child unit commander), 1942 September 5
Information
Date - 1942 September 5
Summary - Kenji is upset that his father is a carpenter and not a soldier, as the kids of soldiers seem to always look down on him. One day, Kenji is forced to be a Chinese soldier when playing pretend battle with his friends. On the same day, Kenji comes down with a fever. His father is drafted for the war and worries about sending Kenji to the hospital, but Kenji’s mother reassures him, showing him the money she had saved with postal life insurance. Kenji’s father goes off to war relieved, and when Kenji recovers from his illness, he becomes the child unit commander in a pretend battle.
Archival processing title - "子供部隊長 Kodomo butaichō" (Child unit commander)
Creator/Contributor -
- Producer
- Nihon Kyōiku Kamishibai Kyōkai
- Artist
- Hamuro, Kunihiko
Transcription -
Card 19
子供部隊長
脚本 山本 茂男
繪畫 羽室 邦彥
指導 遞信省管理局
製作 日本敎育紙芝居協會
(表紙の說明)
(猛)
「いゝか。命令!
チビ六は、キョロキョロしては、いけないぞ。
命令は、いくら長くても、氣を付けして聞くんだぞ。 命令! 我が軍は、お宮の後にかくれてゐる敵軍を、 之から直ちに攻擊する。
一郞部隊長は、チビ六二等兵を率ゐて、右の方から 進部隊長は、健治一等兵を率ゐて……」
(ぬ く)
Card 1
(健治) (訴へるように)
「猛ちゃん。」
(猛)
「なんだ!健ちゃん。」
(健治)
「僕は、又、一等兵かい?」
(猛)
「さうだよ。」
(健治)
「たまには、部隊長にしておくれよ。
僕の刀、いつも進ちゃんに貸すんだもの、
つまらないや。」
(猛)
「だめだよ。そんな事云ひ出して……
お父さんが、兵隊でなければ、一兵卒になるんだって事は 我が軍の規則になってるんぢゃないか。
(四つの聲の調子、變へて)
(聲)(遠くから)
「猛、御飯だよ。今日はカツレツだよ。」
(聲)(〃)
「六造お剌身があるよ。早くお出で。」
(聲)(〃)
「進、姉さんが、おいしいお菓子、買って來たよ。」
(聲)(〃)
(母の声)
「健治、おとつあんが歸って來たよ。
お湯にゆくんだよ。」
(ぬ く)
Card 2
(健治)
「お母さん、お父さんは、兵隊になれないのかい?」
(母)
「なあぜ?」
(健治)
「だって、お父さん、兵隊にならないと、僕、いつまでも、部隊長になれないんだもの。」
(母)
「戦ごっこでかい?」
(健治)
「ああ。」
(母)
「そりゃあ、お父さんだって、いつかは、兵隊にいくさ。」
(健治)
「ほんと?」
(母)
「ほんとだとも。だけど、お召しが來て、兵隊になれ、と言はれる迄は、今の大工をやってゐるんだよ。」
(健治)
「いやになるなあ。大工より 兵隊の方が餘程いいや。」
(母)
「そんなこと言ふもんぢゃないよ。學校の先生が、 おっしゃったらう、 ほら、難しい言葉で、何て言ったっけね。 さう、 職域奉公!
戰爭してゐる兵隊さんも、 銃後で働く大工も同じだと。」
(健治)
「だって、大工ぢゃ、つまらないや。」
(母)
「さあ、さあお夕飯にはうまいものがあるよ。」
(健治)
「なに?」
(健治)
「あじのひらき。」
(健治)
「なんだあ、又、ひらきか。」
(母)
「罰があたるよ。
あじは、一番榮養があるんだよ。」
(ぬ く)
Card 3
(父)
「夜まで、そんなに、はたらくことは ないぢゃないか たまに來た、配給の酒だ。
『一杯、お酌します。』と、云って相手して見ろ。
カビの生えた女房の言葉でも、どんなに嬉しいか知れやしねえぞ。」
(手書き追記―子供の場合: (父)「何だ、又あじのひらきか つまんねーもの毎日毎日食はせあがるなあ」)
(母)
「なんですよ。子供の前で、叉、そんな惡い言葉を使って。――此の間も、受持の先生が來られて、おっしゃったぢゃ ありませんか。 『健治君は、成績はいゝし、氣立は素直で、まことによい子供だが、時々、 言葉がぞんざいになって困る』って。」
(父)
「こちとらは、大工だよ。お公卿さんみてえな言葉使ってたら、材木一本かつぐだけで、日がくれらあな。酌をしろよ。」
(母)
「一人でお飮みなさいよ。私や、働いて、うんと貯金するんですから。」
(父)
「なんた? 貯金、貯金って! 金は冥途に持ってったって使ひ途はねえぞ。俺あ、そんな、けちけちしたの、大嫌えだ。」 父が、さかんに氣焰を上げてゐるので、健治は、「兵隊さんになってくれ。」と言ひ出すことも出來ず、仕樣ことなしに雜誌を讀んでゐる。
(ぬ く)
Card 4
(健治)
「たヾいま。かあさん、刀とって。」
(母)
「すぐ遊びにゆかないで、おさらひをしてからにするんだよ。」
(健治)
「ううん、今日は、おさらひするもの 何もないんだよ。
明日、體操大會だから、その練習、ずっとやってゐたんだもの。 かあさん、僕ら、分列行進やるんだけど、 矢張、兵隊さんの子が分隊長だよ。 いやになってしまふな。
とうさん、 早く、兵隊にならないかな。 刀とってよ。早く。猛っちゃんたちが、お宮で待ってるんだよ。」
(母)
「刀、持ってっても、自分で使へないんぢゃ、つまらないぢゃない?」
(健治)
「だって、刀 持ってゆかなくちゃ、いれてくれないんだもの。」
(母)
「それにしても、鞄ぐらゐ 仕末してゆきなさい。 そんなにだらしがなくちゃ、だめ。
それに、少し顔が赤いようよ。熱があるんぢゃない?」
(健治)
「いゝよ。おつかさんのけちんぼ。」
(ぬきながら)
健治は惡態をついて、駆け出していった。
Card 5
(猛)
「なんだ。健ちゃん、刀持って來なかったのか? それぢや、戰ごっこ出來ないぢゃないか。
取っておいでよ。」
(健治)
「だって、かあさん、すぐ遊びにいっちゃ、
いけない って言ふんだもの。
持って來られやしないや。
だから、 今日は、みんな、一兵卒でやらうよ。」
(猛)
「だめだよ。將軍と部隊長がゐなくちゃ面白くないさ。 一兵卒だけの戰爭なんてありやしない。
そっと持って來いよ。」
(健治)
「うん、だけど、僕、少し頭が痛いんだ。
家へ歸ったら熱が出て、又來られないかも知れないよ。 だから、今日は棒だけでやらうや。」
(猛)
「ちえっ、つまらないなあ。
ぢゃ、健ちゃんとチビ六は 支那兵になるんだぜ。 それでなくちゃ、いれてやらないよ。」
健治とチビ六は、とうとう支那兵にされて、日本兵に殺される役になってしまった。
(ぬ く)
Card 6
(何でもない風に)
(チビ六)
「おばちゃん。健ちゃんが死んぢゃった。」
(ほんとに 驚いて)
(母)
「えっ。死んだ! どこで? どうして?」
(チビ六)
「支那の兵隊で、猛っちゃんに、こつんとぶたれたら、
死んぢゃったんだよ。」
(母)
「ど、どこにゐるの?」
(チビ六)
「お宮さんの中。
死んだまゝ、泣き出したんだもの。猛ちゃんは、吃驚して逃げてしまった。」
母は、ほっと安心したものの、さつきの熱っぽい 健治の顏付きか氣がかりになって來た。
(ぬ く)
Card 7
(動してゐる)
(父)
「先生、どんなもんでせうな。」
(醫師) (勿体を つけて)
「左樣。何分、高熱なもので、大切にしなければいけませんな。」
(父)
「先生、死ぬような事はないでせうな。
病氣は何といふ病氣なんです?」
(醫師)
「左様。今少し經過を見んことには。
未だ、病名不明ですな。」
(父)
「へえ、フメイって、病氣なんですかい?」
(醫師)
「いや、末だ分りかねるので。」
(父)
「困ったなあ 先生 しっかりしておくんなさいよ。金は、いくらでも、いや、いくらでも工面しますから。」
(醫師)
「左樣、とに角、すぐ入院しなければいけませんな。
手遲れで、命 取りになることは、間々ありますから。」
醫師が、さう言ふので、父はますますうろたへてしまった。
(ぬ く)
Card 8
(醫帥を送り出したばかり)
(父)(性急に)
「とに角、こうしちゃいられない。
俺あ、すぐいって來る。」
(母)
「お前さん、どこに行くんだえ。」
(父)
「藤田の旦那のとこだ。」
(母)
「何しにさ。之から入院させるんだよ。」
(父)
「だから、いって來なくてはならないぢゃないか。 先立つものは、なんとやらだ。」
(母)
「それは、いいんだよ。」
(父)
「何が、いいんだよ、だ。手遲れで、命取りってことも、間々あるからな。一っ走りいって來るよ。」
(母)(强く)
「それは、いゝんだってば。」
父は、母の止めるのも耳に入れず、
(ぬきなから)
すっ飛んでいった。
Card 9
(藤田)
「ふうむ、それは御心配の事だが、
知っての通り、私の處も、婆さんから、娘と、病人つづきでな、 その上、生憎、今日、東京の學校の寄宿にゐる長男に、
月謝と小遣ひを 送ってしまったものだから、 百の、二百のと、まとまった金は、とても工面出來んのさ。熊さん、わざわざ來てくれたのに 濟まんがなう。」 案に相違した藤田の旦那の言葉に、熊さんは、すっかり沈んでしまった。
(ぬ く)
Card 10
(小使)
「鈴木熊一さんのお宅ですね。」
(母)
「は。」
(小使)
「召集令状です。御苦勞さんですな。」
(母)
「は、それは。」
(間)
(しづかにぬく)
Card 11
(子)
「母さん、なあに?」
(母) (涙聲で)
「健治、父さんは、いよいよ、兵隊さんにいくのだよ。」
(子)
「兵隊さんに?!嬉しいな。
ぢや、僕、部隊長になれるんだね。」
(母)
「さうよ。部隊長にも將軍にもなれるんだよ。
たけど大人しく、お醫者さまの言ふ事、よく聞いて、 お藥を飮んで、治ってからでないといけないよ。」
(健治)
「ああ、僕お藥を、うんと飮んで、 早くよくなる。
そしたら、もう、部隊長になれるんだ。」
(母)
「さ、もう話しをしないで、おねなさい。」
(健治)
「うん。」
(ぬ く)
Card 12
(健治)
「いゝか、命令!猛上等兵は、一番左、チビ六二等兵は眞ン中、 進一等兵は、一等右。
さん開したら、すぐに、前の敵を攻擊する。 突貫の時には、大きな聲で、
ワーッって、 やるんだぞ。」
(ぬ く)
Card 13
(健治)
「進め!」
(一同)
「ワーツ。」
(健治)
「それ!」
(一同)
「ワーツ。」
(間)
(ぬ く)
Card 14
(父)
「どうしたっていふんだい?
健治か「ワーワー」ねごとを云ってて。」
(母)
「夢でも見てるんでせう。
お父さんが兵隊になれたと云ったもんで、自分も部隊長になった氣で喜んでゐるんですよ。」
(父)
「罪のないもんだな。可愛い奴だ。
こいつに、すまないな。」
(母)
「とうして?」
(父)
「金の工面が來ないんだよ。
藤田の旦那の處も、今、いろいろ物要りがあって、 まとまった金は、ないって云ふんだ。
之ぢゃ、安心して、戰にも行けないやな。」
(母)
「お前さん。」
(父)
「えつ。」
(母)
「安心おしよ。今、いゝ物見せてあげるから。」
(ぬきながら)
母は立上って、鏡台の抽斗を開けた。
Card 15
(父)
「へえ!四百圓も取れるのか?」
(母)
「さうよ。ここへ來てから、この簡易保險にすゝめられて、
入ったのが、もう、來月、滿期になるのよ。
すてた積りで、月々二圓と言はれて、
ほんとに捨てた積りで、掛け續けてゐたのに、
いつの間にか、四百圓取れるのね。」
(父)
「さうか。偉いもんだなあ。」
(母)
「これでも、けちだと思ふ? 」
(父)
「いや、お前には、兜をぬぐよ。
可愛い息子は、病院に入れられるし、
親爺は、安心して戰線にゆける。 女房,様々だよ。
俺あ、ほんとに、一時どうしようかと思った。
(母)
「だから、さっき『お待ち』と止めたのに。」
(父)
「いや なんにしても、泡食ってたもんで。
それに、そんな大したものがあるとは、夢にも思やしないや。」
熊さんは、初めて、屈託なげに笑った。
(ぬ く)
Card 16
(父)
「『健治も部隊長になって喜んでゐます。
得意になって、刀を振り廻してゐるやうです。』か、 ほんとに、健治の野郞、威張ってゐるだらうな。猛の親爺が上等兵、進の兄貴が一等兵、この俺が二等兵。 大した變りはないが。健治! 猛や進なんかに負けるなよ。
お父さんだって、もうぢき、一等兵になるんだから、 いぢけるんぢゃないぞ。
『荒木先生が、出征軍人家族だからと云って、 入院料を安くしてくれました』か
(さしこみ ぬく)
有難えことだ。左樣、左樣、と首ばかり捻って、勿體つけるから、屹度、藪醫者に違ひないと、睨んでゐたんだが、この眼力は大はづれかな。荒木先生、ごめんなさい。
『私は、その上、荒木先生の病院へ、
(さしこみぬく)洗濯婦として 働かせてもらってゐます。』ますます、有難いことだよ。
どこの誰でも、出來ることぢゃないよ。
女房も、吾が女房ながら、偉いもんだ。
俺が歸る頃には、簡易保險の千圓も殘してゐるに違ひない。」
熊さんはしきりに獨言を云ってゐると、
背後に、足音がしたので、振返ると、
(ぬ く)
Card 17
部隊長か立ってをられた。
(部隊長)
「大分、景氣のよい事を云ってをるね。」
(熊さん)
「はつ。」
(部隊長)
「千圓も殘したとは、偉いぢやないか。」
(熊さん)
「はつ、自分ではありません。
女房がであります。
それから 殘したではありません。殘すであらうであります。」
(部隊長)
「はは、さうかね。故鄕からの便りか。他に、面白い事が書いてあるかな」
(熊さん)
「はつ、子供が、部隊長になったであります。」
部隊長
「子供が、部隊長に?」
(熊さん)
「はつ、戰ごっこの部隊長であります。」
(部隊長)
「はゝ、子供部隊長か。それは面白い。」
部隊長の笑ひに誘はれて、四角腮ってゐた熊さんも、思はず、ロがほころびた。
(ぬ く)
Insert
(さしこみ1)
Insert 2
(さしこみ2)
Card 18
その頃、故郷では、健治部隊長の率ゐる一隊が、
愛國行進曲を 高らかに歌ひながら、行進してゐた。赤とんぼが、その上を、すいすいと飛んでゆく。
もう、すつかり 秋である。
(終 り)
Translation of transcription -
Card 19
Child unit commander
Screenwriter: Shigeo Yamamoto
Illustrator: Kunihiko Hamuro
Directed by Teishinshō Kanrikyoku (Ministry of Communications Administration Bureau)
Production by Nihon Kyōiku Kamishibai Kyōkai (The Association of Japanese Educational Kamishibai)
(Explanation of the cover)
TAKESHI
Alright, this is an order!
Chibiroku, stop looking around. No matter how long my orders are, you have to pay attention. Order! There is an enemy army hiding behind the shrine. Our army is to attack them from here immediately.
Commander Ichiro will take Private Chibiroku and attack from the right, Commander Susumu, take Chief Petty Officer Kenji…
(Pull the slide.)
Card 1
KENJI
(Complaining)
Take-chan.
TAKESHI
What, Ken-chan!
KENJI
I’m a petty officer again?
TAKESHI
Yeah, you are.
KENJI
Can’t you make me a commander for once? I always have to lend my sword to Susumu-chan, it’s so boring.
TAKESHI
No. What are you saying? If your dad isn’t a soldier, you are a foot soldier, that is the rule of our army.
(Change the tone for each of the following voices)
VOICE
(From a distance)
Takeshi, time for dinner. I made pork cutlets today.
VOICE
Rokuzo, we’re having sashimi. Hurry home.
VOICE
Susumu, your sister has bought some tasty snacks.
KENJI’S MOTHER
Kenji, your father is home. Go take a bath.
(Pull the slide.)
Card 2
KENJI
Mother, when is Father going to be a soldier?
MOTHER
Why do you ask?
KENJI
Because as long as Father is not a soldier, I can’t be a unit commander.
MOTHER
You mean when you play battle?
KENJI
Yeah.
MOTHER
Well, your father will eventually become a soldier.
KENJI
Really?
MOTHER
Of course. But until he is summoned to be a soldier, he will continue his job as a carpenter.
KENJI
I’m sick of this. A soldier is so much better than a carpenter.
MOTHER
Don’t say such a thing. Didn’t your teacher say, what was that difficult word he taught you? Yes, occupational service! A soldier on the frontlines is the same as a carpenter on the home front.
KENJI
But a carpenter is boring.
MOTHER
Now, now, I’ve prepared something good for dinner.
KENJI
What?
MOTHER
Split and dried mackerel.
KENJI
Oh, that again.
MOTHER
You ought to be punished. Mackerel has the most nutrients.
(Pull the slide.)
Card 3
FATHER
There’s no reason to be working so late at night. We rarely get rationed sake, won’t you say “I’ll pour you a glass” and be a good companion for once? How happy I’d be to hear those words, even coming from my stale old wife.
(Handwritten note: if the audience is children, change the line to “What, dried mackerel again? You make me eat such boring food every day.”)
MOTHER
What, using such bad words in front of your child again. Didn’t Kenji’s homeroom teacher come by just the other day, again? He said, “Kenji-kun has good grades and an honest nature and is a very good child, but sometimes he uses such impolite words. I’m at a loss as to what to do.”
FATHER
I’m a carpenter. If I talked like nobility it’d take me an entire day to carry a single piece of wood. Pour me a glass.
MOTHER
Drink by yourself. I am going to work hard and save a lot of money.
FATHER
What? All you can talk about is saving money. You can’t use that money in the afterlife. I hate cheapskates.
NARRATOR
His father was talking so fervently that Kenji could not bring himself to say “Please become a soldier.” He had no choice but to quietly read his magazine.
(Pull the slide.)
Card 4
KENJI
I’m home. Mother, get me my sword.
MOTHER
Don’t go out to play yet, review your schoolwork first.
KENJI
No, I have nothing to review today. Tomorrow is our gym competition and I’ve practiced a lot. Mother, we’re going to be marching in file, but of course the squad leader had to be a soldier’s child. I’m so fed up. Won’t father hurry up and become a soldier? Get me my sword, hurry. Take-chan and everyone else are waiting at the shrine.
MOTHER
Even if you take your sword you can’t use it yourself so it’s boring, isn’t it?
KENJI
But if I don’t take my sword, they won’t let me play.
MOTHER
Even so, at least put your shoes away before you go. You can’t be so sloppy. Besides, your face looks a bit red. Do you have a fever?
KENJI
Whatever. You’re a cheapskate, Mother.
(As you pull the slide)
NARRATOR
Kenji cursed at his mother and ran off.
Card 5
TAKESHI
Ken-chan, you didn’t bring your sword? We can’t play battle without it. Go get it.
KENJI
It’s because Mother told me I can’t go out to play right away. I couldn’t bring it with me. So let’s all be foot soldiers today.
TAKESHI
No way. It’s no fun without a general and a commanding officer. There’s no such a thing as a war with just foot soldiers. Go sneak in and get it.
KENJI
Yeah, but my head hurts a little. If I go home, I might come down with a fever and not be able to come back. So let’s just use sticks today.
TAKESHI
How boring. Then Ken-chan, you and Chibiroku will be Chinese soldiers. If not, I won’t let you play.
NARRATOR
In the end, Kenji and Chibiroku had to be Chinese soldiers, who were to be killed by the Japanese soldiers.
(Pull the slide.)
Card 6
CHIBIROKU
(As if it were nothing)
Ma’am, Ken-chan’s dead.
MOTHER
(Extremely shocked)
What, dead! Where? Why?
CHIBIROKU
He’s a Chinese soldier, and when Take-chan went clunk and finished him off, he died.
MOTHER
W-where is he?
CHIBIROKU
Behind the shrine. He started crying after he was dead so Take-chan got scared and ran away.
NARRATOR
Kenji’s mother was relieved, but started to feel troubled when she thought of his feverish face from earlier.
(Pull the slide.)
Card 7
FATHER
Doctor, how is it?
DOCTOR
(Putting on airs)
Indeed. At any rate, he has a high fever, so we must not take any chances.
FATHER
He’s not going to die or anything, is he? His illness, what illness is it?
DOCTOR
Indeed. It is necessary to watch the development of this illness. For now, it is ambiguous.
FATHER
Oh, really. Is “ambiguous” the name of an illness?
DOCTOR
Uh, no, it is yet unknown.
FATHER
Well that’s troublesome, Doctor. Get a grip on yourself, I’ll pay as much, no, I’ll manage to raise as much money as you want.
DOCTOR
Indeed, in any case, he needs to be hospitalized right away. Sometimes these cases can be fatal if we act too late.
NARRATOR
Hearing the doctor say such a thing, Kenji’s father became even more flustered.
(Pull the slide.)
Card 8
(As soon as they see the doctor out)
FATHER
(Hurriedly)
Anyway, I can’t just sit still. I’ll be going right away.
MOTHER
Dear, where are you going?
FATHER
To Mr. Fujita’s place.
MOTHER
To do what? We’re about to hospitalize him.
FATHER
That’s why I have to go. Money first and all that.
MOTHER
You don’t need to worry about that.
FATHER
How could I not worry? Sometimes these illnesses can become fatal if we don’t act right away, you know? I’ll be right back.
MOTHER
(With force)
I’m telling you, you don’t need to worry.
NARRATOR
However, Kenji’s father didn’t even stop to listen to his wife,
(As you pull the slide)
NARRATOR
And rushed off.
Card 9
FUJITA
Hmm, that’s worrisome, but as you know, my old lady and now my daughter have become sick as well. On top of that, I unfortunately sent my eldest son, who’s going to university in Tokyo, his monthly tuition fee and allowance today. So, there’s no way I can raise a large sum of a hundred or two hundred. Kuma-san, I’m sorry, I know you came all this way.
NARRATOR
Hearing Mr. Fujita’s unexpected words, Kuma-san became somber.
(Pull the slide.)
Card 10
ORDERLY
This is Kumaichi Suzuki’s home, yes?
MOTHER
Yes.
ORDERLY
This is a draft notice. Thank you for your hard work.
MOTHER
Ah, that’s…
(A pause)
(Pull the slide quietly.)
Card 11
CHILD
Mother, what is it?
MOTHER
(In a teary voice)
Kenji, your father is finally going to be a soldier.
CHILD
A soldier?! I’m so happy. Then, I can become a unit commander.
MOTHER
Yes. You can be a commander, or even a general. But first you need to be quiet, listen well to the doctor, take your medicine, and get well.
KENJI
Yeah, I promise I’ll take all my medicine and get better soon. And then, I can be a commander.
MOTHER
Now, no more talking, go to bed.
KENJI
Yeah.
(Pull the slide.)
Card 12
KENJI
Listen up, order! Private first Class Take, far left, Private Chibiroku center, Chief Petty Officer Susumu far right. Once deployed, attack the enemy in front of us. When you charge, loudly say, “Ahhhhh!”
(Pull the slide.)
Card 13
KENJI
Advance!
ALL
Ahhhhh!
KENJI
Go!
ALL
Ahhhhh!
(A pause)
(Pull the slide.)
Card 14
FATHER
What is going on? Kenji is yelling in his sleep.
MOTHER
He must be dreaming. I told him that you were to become a soldier so he thinks he’s become a unit commander, too, and is overjoyed.
FATHER
How innocent. What a cute kid.
I feel bad for him.
MOTHER
Why?
FATHER
I can’t raise the money. Mr. Fujita has a lot going on too, and he says he doesn’t have a lot of money. At this rate I can’t go to battle with peace of mind.
MOTHER
Dear.
FATHER
Huh?
MOTHER
Relax. Let me show you something.
(Pulling the slide)
NARRATOR
With that, she stood up and opened the dresser drawer.
Card 15
FATHER
Really! We can get 400 yen?
MOTHER
That’s right. After coming here, this life insurance was recommended to me, and next month is the date of maturity. I was told, just think of it as throwing away two yen a month, so I really thought of it like I was throwing it away, but before I knew it, I had saved 400 yen.
FATHER
I see. How remarkable.
MOTHER
Do you still think I’m a cheapskate?
FATHER
No, I would take off my kabuto helmet to you. Now that I can send my precious son to the hospital, I can go to war with peace of mind. What a gracious wife. For a time, I really had no idea what to do.
MOTHER
That’s why I said “wait” earlier.
FATHER
In any case, I was so flustered. And I never would’ve dreamed that we had something so impressive.
NARRATOR
For the first time, Kuma-san laughed in a carefree manner.
(Pull the slide.)
Card 16
FATHER
“Kenji has become a unit commander and is happy. I hear he triumphantly waves his sword.”
Kenji, I’m sure that kid is acting big. Takeshi’s father is a private first-class, Susumu’s father is a chief petty officer, and I’m a private. There isn’t a big difference, but Kenji! Don’t lose to Takeshi or Susumu.
Father will also become a chief petty officer soon, so don’t be upset.
“As for Dr. Araki, he made our hospital fees cheaper because we are the family of a soldier at the front,” huh.
(Pull the insert)
FATHER
I’m grateful. He kept putting on airs and cocking his head saying indeed, indeed, so I had thought he was a quack, but I guess I was way off. Dr. Araki, I’m sorry.
“On top of that, I’m being allowed to work at Dr. Araki’s hospital as a launderer.”
I’m even more grateful. It’s not something anyone can do. My wife is admirable, too, if I say so myself. By the time I get home, I’m sure she would have saved a thousand yen with life insurance.
NARRATOR
Kuma-san was talking to himself incessantly when he heard footsteps behind him and turned around.
(Pull the slide.)
Card 17
NARRATOR (continued)
The unit commander was standing there.
COMMANDER
Sounds like your family is prospering.
KUMA-SAN
Sir.
COMMANDER
You saved a thousand yen, that’s impressive.
KUMA-SAN
Sir, not myself. It’s my wife. And not “saved,” but “will probably save.”
COMMANDER
Haha, I see. A letter from your hometown, huh? Does it say anything else interesting?
KUMA-SAN
Yes, sir, it says my child has become a unit commander.
COMMANDER
A child becoming a unit commander?
KUMA-SAN
Yes, in pretend battle.
COMMANDER
Haha, a child unit commander. How amusing.
NARRATOR
At the commander’s laughter, Kuma-san, who until now had been stiff, smiled despite himself.
(Pull the slide.)
Insert
(Insert 1)
Insert
(Insert 2)
Card 18
Meanwhile, back in his hometown, the unit led by Commander Kenji was loudly singing the Japanese Patriotic March as they advanced. Above them, a red dragonfly glided by. Autumn had arrived.
(The end.)
Scope and contents - Yamamoto Shigeo 山本 茂男 (author); Hamuro Kunihiko 羽室 邦彥 (artist); Nihon Kyōiku Kamishibai Kyōkai 日本敎育紙芝居協會 (producer); Nihon Kyōiku Gageki Kabushiki Kaisha 日本教育画劇株式会社 (publisher). Directed by Teishinshō Kanrikyoku (Ministry of Communications Administration Bureau), 遞信省管理局.
Language - Japanese
Script - Japanese (alias for Han + Hiragana + Katakana)
Genre/form - Drama
Collection information -
Collection title - Kamishibai collection
Collection ID - 2018C32.12417284
Collection abstract - Japanese illustrated paper play sheets, intended primarily for children and women at the homefront and dealing with World War II propaganda themes.
Rights - No known restrictions.
Holding repository - Hoover Institution Library & Archives
Preferred citation - "子供部隊長 Kodomo butaichō" (Child unit commander), 1942 September 5, Kamishibai collection, Hoover Institution Library & Archives, https://n2t.net/ark:/54723/h3v31k
Identifiers -
Record ID - 2018C32.00007
Permalink - https://n2t.net/ark:/54723/h3v31k
RefID - c807da5a0fcac08438c5b0e77ff52030
EZID - ark:/54723/h3v31k
Digitization information -
Imaging system - IQ180, Phase One
Capture date - 2018-07-09T08:07:54-07:00